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vol.6 } エディター・アサイアサミ+小日向しえ「about birtH verSe interview」/ birtH verSe(バースバース)

editor

ASAMI ASAI

about

birtH  verSe

interview

後編

 

『「birtH VerSe」が生むもの。』

 

 

素敵なひとがわたしのまわりにはたくさんいて、

そのひとたちみんなに見せびらかしたい

 

vol.6 } エディター・アサイアサミ+小日向しえ「about birtH verSe interview」/ birtH verSe(バースバース)

ーーまず『バースバース』の生まれた経緯とコンセプトを教えて下さい。

 

「遡ると、10年以上前に弟と小さなお店を一緒にやれたらいいね、と話したことがありました。本当に自分たちの好きなものしか売らないお店を立ち上げるってことが兄弟間での夢。

でも弟がお空にお散歩へ行ったっきり帰ってこないから、その話しはまだ実現しないまま。仕方ない、じゃあ、姉ちゃん一人でなにができるかとまわりを見渡すと、好きな“もの”ではなくて、好きな“ひと”がたくさんいるなぁと思いました。

素敵なひとがわたしのまわりにはたくさんいて、そのひとたちみんなに見せびらかしたいなと。

めちゃめちゃキレイな写真を撮るひとがいる。

素敵なメイクをしてくれるじゃん。

すごく素敵な絵を書くでしょう。

そんな人たちを紹介する、アーカイブするようなサイトにしたいと思いました。

vol.6 } エディター・アサイアサミ+小日向しえ「about birtH verSe interview」/ birtH verSe(バースバース)

あとは、いま、子ども達は2人ともそれぞれに学校のことやスポーツに夢中なのだけど、小さいころから創作やアートが好きでした。birtH verSeのトップのフォントとかは息子2人と決めたりしているんです。2人のセンスをアーティストとして認めてる部分もあります。だから、またそっち方面で表現することになったときに、母さんがこんな場所を持っていたら、そこでコラボレーションすることも出来るでしょ?立派なアーティストとして戻ってこられた場合に限るけれどね(笑)。

そんな感じに、弟や子どもたちなど身内から受けた刺激が、立ち上げの背中を押してくれたってこともあるかな?」

vol.1 } フォトグラファー今井裕治+小日向しえ「Ann.」/ birtH verSe(バースバース)
vol.2 } フォトグラファー今井裕治+小日向しえ「middle monster」/ birtH verSe(バースバース)
vol.3 } ファッションUJU+お花ERI HIRANO(bar neu)+小日向しえ「KURO」/ birtH verSe(バースバース)
vol.4 } ファッションUJU+お花ERI HIRANO(bar neu)+小日向しえ「iro」/ birtH verSe(バースバース)
vol.5 } 写真家 中村ナリコ+小日向しえ「mat marie」/ birtH verSe(バースバース)

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ーークリエイターと小日向しえがコラボして、作品を発表していくと。

 

「本当ならば、私が世の中的にもっと名の通った存在になっていたほうがよかったんだろうし、時期尚早だったかなとも思いました。

でも、私自身も表現者として、素敵なクリエイターと一緒にものづくりがしたいし、じぶんがクリエイテイブに携わるってことをもう1回思い出すためにも、そういう場を立ち上げました。

写真家さんとのコラボが今のところ多いですが、バースバースの中に被写体はいまのところ私しかいないんだけど、被写体としての自分もどんどん追い詰めていくというか、ある程度のレベルを保つという意味でもがんばろうと思っています」

vol.6 } エディター・アサイアサミ+小日向しえ「about birtH verSe interview」/ birtH verSe(バースバース)

ーーお互いのクリエイティブを持ち寄って、化学反応を起こして作品をつくって発表していくイメージですね。

 

「小日向しえを経て、なにかおもしろいものをつくって、みんなに知ってもらいたい。そんなことをやれたらいいなぁと思って。「紹介してあげる」的な上から目線ではなく、あくまでクリエイター同士、フェアな立ち位置でありたい」

 

ーーリスペクトが根本にあるってことですね。しえちゃんは、モデルや被写体としてだけではなく、スタイリングもやりますよね。

 

「被写体のときもセルフスタイリングなので、服を通して表現していけたらいいなと思っています。プリプリ(プリンセスプリンセス)がDIAMONDで「好きな服を着てるだけ 悪いことしてないよ」。って歌っていたけど、まさにそのまんま。

でも、なにを着たらいいのかわからない時が私もよくあって、そういうとき、1時間くらい何を着たらいいのかわからなくてクローゼットの前でボーゼンとしてる。そういうときはアイラインを変えようかな、髪をまこうかなってがんばってテンションを保ってやり過ごす。そうやっていくと、また自分の気分に合うようになってくる。

私はそこがすごく貪欲。やっぱりじぶん自身が商売道具だから、じぶんを掘り下げる。外見も。そういうことをしなきゃいけないといつも思っていて、それが仕事柄。

vol.6 } エディター・アサイアサミ+小日向しえ「about birtH verSe interview」/ birtH verSe(バースバース)

ーー今は、しえちゃんの半径数メートルのクリエイターたちと表現作品を発表しているけれど、今後はもっと広げていきたかったりします?

 

「まさに!クリエイターを公募したいです。ショートフィルムを撮るひとなら、出演しますし、ボディペインティングなら、身体かします!お料理をつくるなら、食べます(笑)。小日向しえとコラボして表現したいかた、ぜひ、一緒に作品をつくってここで発表しましょう」

 

ーーもちろん、誰でもいいわけではなく、しえちゃんと感性が響いてリスペクトできるかたですね。

 

「それはクリエイターの皆さんも同じこと。被写体は、本来、私よりハーフの女の子が写ってるほうが可愛いだろうし…。ヘアメイクさんなら、私を題材に好き勝手メイクしてもらって、作品として見立ててもらっても良い。そのかわり、顔はこれだけなんだけどいいかな?って」

ーーでもコラボするのがしえちゃんだからこそ、クリエイターも想像力がふくらむんじゃないかなと。クリエイティブ化学反応。

でもしえちゃんの考え方は本当に「モデル」だなと。自分の肉体をつかって、生かす、活かす仕事。

 

「私を通して、なにかを輝かせる。私は、服を見せなきゃいけない仕事だったら、服を輝かせるためのポーズを取るし、パーソナルな撮影ならば、自分らしくいるし、求められることを表現する仕事をずっとしてきたんです。あと、私は地域に密着したモデルだから(笑)

背も低いし、全人類に近いので親しみやすい…!はず」

 

ーー『バースバース』のいままでのコラボレーションを見ると、かなりガチですよね。クオリティが高い。

 

「私のまわりにいるひとたちのクリエイティブは素敵だから、丁寧に見せたい気持ちが強い。そうしないと、私は自分が嫌いになっちゃう気がしちゃう。簡単に物事紹介するようなひとになりたくない。お手軽なことがよしとされている時代だけど、きちんと時間をかけて丁寧に発表する価値のあるクリエイターたちがいる。まず、そのことを『バースバース』を通して、知ってほしいし、クリエイターのみなさんには小日向しえを使って、表現してほしい。そして私も表現者としてものづくりをしていきたいんです。」

(おわり)

Team is, 

Text:Asami Asai
Photographer:Yuji Imai 
Styling & Hair:Shie Kohinata
Direction:YAWNS. (Sie Kohinata & Miku Yokota)

Outfits

NIKE(Sweat)

CaNARi TOKYO(pierce)

PLAY ME!

PLAY ME !

birtH verSeでは、コラボレーションしてくれるアーティストを募集します。アート、ミュージック、ムービーなどなどジャンルは問いません。

小日向しえとコラボして表現したい方、ぜひ、一緒に作品をつくってここで発表しましょう!

ご興味のある方は、下記メール、またはインスタグラム、TwitterのDMよりご連絡ください。

随時、お返事いたします。

- Team birtH verSe - 

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